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♪049 ひとりで行く♪

 

マップソン

◆ちずずき ちずもちの マップソンに ごようといえば ちずのことだね? 

◆アレックのいえなら いま ちずに しるしを つけてやるよ。

◆ほらよ アレックのいえに しるしを つけたよ。

◇ちずに しるしを つけてもらった!

◆なにごとにも きをつけてな。

 

フエル

◆・・・とうちゃん あれから げんきがないんです。 

◆フリントさん とうちゃんに こえを かけてあげてくれませんか?

 

エントツ

◆おやかただったら がらにもなく しんみりと

 うみをみながら もぞもぞ あるいてましたよ。

アチャト

◆ヤドカリかよ!!!!!(効果音)

◆すいません。 まんざいのれんしゅう してました。

 

アチャト

◆また こんど ボクらのまんざい みてくださいね。

 

エントツ

◆おやかたのこと・・・ すきなんですね。

 

ライタ

◆・・・しかし。 

◆おまえが あんなに とりみだすとはな。 

 

◆だけど おまえが あんなに なっちまったら

 おまえを たよりにしてるガキは どうすりゃいいんだ? 

◆・・・わかるだろう。 

◆おとこってのは つらいもんだ。 

 

◆クラウスは ほんきで ヒナワさんの かたきを

 うつつもりに ちがいねぇ。 

◆はやく おっかけてやらねぇと・・・。 

◆おまえに こいつを かしてやるぜ。

◇おとこぎのバンダナを もらった!

◆しんぱいするな。 

◆ちゃんと あらってあるから せいけつだぜ。

 

(いっぱい)

◆なさけねぇヤツだ。 

◆こんなに もちものを いっぱいにしやがって。

 

フエル

◆こんかいのことは・・・

 とうちゃんも かなり こたえたみたいです。

 

リュカ

◆・・・おとうさん。 

◆めそめそ めそめそ。

 

 

アビー

◆フリントさん。 

◆あの・・・。

◆アボットと オリーくんのことは わざとじゃないって

 みんなわかってます。

◆だから きにしないでください・・・。

◆あの ごめんなさい。

◆なんて こえをかけたらいいのか・・・ うまく いえなくて・・・。

 

アボット

◆フリントさん・・・。

◆あの・・・。

◆ぼくを なぐったことは もう わすれてください。

◆ぼくも わすれます。

◆あんたの いたみにくらべたら このくらいは なんてことないです。

 

ブッチ

◆うちの ブタのことを ほめられると

 じぶんのことのように うれしいです。

 

なぞのおとこ

◆いやいやいやいや

 すばらしい ブタです!

 

ブロンソン

◆フリント なにもいわずに うけとってくれ。 

◆れいのドラゴのキバだ。 

◆おれが ぶきに つくりかえておいた。  

◆ドラゴの かたいかわを つらぬけるのは ドラゴのキバだけだ。 

◆ほかの どんなぶきでも ドラゴだけは たおせない。

◇ドラゴのキバを てにいれた!

◆つらいかも しれんが おまえが もっていたほうがいい。

 

(いっぱい)

◆・・・なぁ おい もちものが いっぱいじゃないか。 

◆もちものを せいりして また とりにきてくれ。

 

ブロンソン

◆ライタも なにか わたしたがっていたぞ。 

◆にしのかいがんに いってみるといい。

 

(ブロンソンに会いに行かなかった場合、イノリバ前にて)

ブロンソン

◆フリント ここであえたな。 

◆まっていて よかった。 

 

◆フリント なにもいわずに うけとってくれ。 

◆れいのドラゴのキバだ。 

◆おれが ぶきに つくりかえておいた。 

◆ドラゴの かたいかわを つらぬけるのは ドラゴのキバだけだ。 

◆ほかの どんなぶきでも ドラゴだけは たおせない。

◇ドラゴのキバを てにいれた!

◆つらいかも しれんが おまえが もっていたほうがいい。 

◆じゃあ おれは かえって しごとのつづきでも やるとするか。

 

(いっぱい)

◆もちものが いっぱいのようだな。 

◆もちものを せいりして また とりにきてくれ。

 

 

♪052 テリの森を抜けて♪

 

アレックのいえ

 

ネズミ

◆チューチュチューチュチュー。

 (たべものを のこさずたべることは すばらしいことである。

  だが それではボクがこまるのだよ)

 

◆チューーー。(S) 

 チュチュチュ。(O) 

 チューーー。(S)

◆チューチュ。

 (モールスしんごうのマネとか してるばあいじゃないよね)

 

ベッド

◇ヒナワが つかっていた ベッドだ。

 

かがみ

◇なかなかの おとこまえだ。

 

アレック

◆おお きたか! 

◆もりをぬけるのも ずいぶん やっかいなことになったな・・・。

◆なんじゃ あの ひじょうに せつめいしにくい

 せなかに こんちゅうみたいな はねをはやした

 そらとぶネズミみたいなやつは。

◆わしも どっかしらを かまれてしまったようじゃ。

◆もう すっかり よくなったが・・・。

◆いやいやいやいや! そんなことは どうでもよかった!

◆クラウスのあしどりが つかめたぞ!

◆カエルのじょうほうによれば わしのゆうじんのところに いるらしい。

◆さっそく むかおうではないか!

◇アレックと いっしょに いくことに なった!♪021 いっしょに♪

 

♪056 おしゅうとさんといっしょ♪

 

アレック

◆・・・フリント。

◆わしがさっきいった 「カエルのじょうほう」というところで

 なんのこっちゃ? とおもったな。

◆カエルは わしのゆうじんの おつかいさんなのじゃ。

◆わしのゆうじんは カエルやら トカゲやら なにやらと

 じゆうに こころをかよわせることが できるのじゃよ。

◆ほれ さっそく そこにトカゲが!

◆かれらが さししめしてくれる ほうこうに すすめばよいのじゃ。

 

◆・・・フリント。

◆わしの ゆうじんについて それはどういうやつなんだ?

 と ぎもんに おもっているだろう。

◆ゆうじんは いや ゆうじんたちは ひとざとはなれたばしょに

 おおむかしから すんでいる 「マジプシー」なのだ。

 

やじるしトカゲ

◆わたしはトカゲ。

◆あなたの ゆくべきほうこうを さししめす。

◆まわれ わたし!

 

アレック

◆・・・フリント。

◆「マジプシー」という ことばが きになって あるくのが

 おそくなっているようじゃな。

◆マジプシーというのは おおむかしから このちの

 なにかをまもっている ふしぎなちからを もつものたちじゃ。

◆ひとでもなく まものでもなく おとこでもなければ おんなでもない。

◆ねんれいも まったくわからない。

◆せつめいしても わからなかったろう?

◆とにかく ヘン。

 まとめて ヘン。

 ぜんいん ヘン。

◆そういうやつ。

◆だけど きだては いいんだよ。

 

 

 

アレック

◆そういえば わしは リダのこえを いちども

 きいたことが ないのう。

 

 

 

かわのほとり

 

カエル

◆はずれ

 ぼくは はずれのカエル。

 

◆あたり! あたりあたり!! 

 あたりーーーーーーっ!!! カエルーーーーーー!!

 あたりのカエルーーーーーーっっっ!!

(橋ができる)

 

◆よっ ラッキーマン!

 

◆かえる?

 

スズメ

◆チュンチュン。

 (スズメアドバーイス!

 たたかった あいてが いいものを のこしていくこと

 ときどき ありますよね。

 ぜひ てにいれたいけど もちものが いっぱいのばあいは

 なくなく あきらめるか なにかを すてなきゃいけない。 

 だーかーらー たべものは たべられるときに

 なるべく どんどん たべておく。

 そうすることで できるだけ もちものを いっぱいにしない。

 これ もりとか やまを あるくときの

 ちょっとした コツなんですよ。 

 では さいごに スズメらしく

 あ チュチュチュンと!)

 

 

エオリアのいえ

 

ウシ

◆モー。(しぼって いかはります?)

↓ 

はい

◇フリントは しぼりたてミルクを てにいれた!

◆モー。(しぼりじょうずやわぁ)

 

◆モー。(そんなに なんどもしたら あきまへん)

 

(いっぱい)

◆モー。(もう もてまへんえ)

 

いいえ

◆モー。(しぼらない おひと)

 ◇マジプシおんせん

 「いそぐとも 5びょうは つかれ マジプシのゆ(ちょっと じあまり)」

 

スズメ

◆チュンチュン。(マジプシーさんたち

 きょうは つきにいちどの ティーパーティーなんだって。 

 ほら すぐそこの エオリアさんのうちから

 なんともいえない どすきいろいこえ きこえてこない?

 チュン チュンッ)

 

(どうくつに行こうとすると)

アレック

◆フリント。

◆こころのおもむくままに すすめ!

◆・・・そっちじゃない!!

 

 

エオリアのいえ♪058 マジプシーのパーティー♪

 

ミクソリディア

◆あら にんげんのかた?

 

ドリア

◆あら いらっしゃーい。

◆おいしいケーキが あるわよ。

 

フリギア

◆ねっむーい。

 

リディア

◆わたしは さむいところからきたのよ。

 

エオリア

◆こわいかおした かたがた いらっしゃーい。

 

テーブル

◇プティで プリティな おかしたち。

 あと ローズヒップティーとかも。

 

かがみ

◇なかなかの おとこまえだ。

 

つぼ

◇いいつぼだ。

 

◇ローズヒップティー?

 

イオニア

◆きゃー アレックちゃん いらっしゃーい!!

エオリア

◆あら イオニアちゃんの おきゃくさん?

 いらっしゃーい!!

◆イオニアちゃん わたしにも しょうかいして くださらない?

イオニア

◆わかったわ。

◆こちらが わたしのグッドフレンドの アレックちゃん。

◆そして そちらは?

◆フリントちゃん ね。

◆じゃあ マジプシーたちを しょうかいするわ。

◆きょうは パーティーだから ほぼぜんいんが あつまっているのよ。

◆まずは エオリアちゃん そして ドリアちゃん

 フリギアちゃん リディアちゃん

 ミクソリディアちゃん

◆あと ここにはいないけど ロクリアちゃん。

◆そして わたしが イオニアちゃんよ。

◆・・・え? おぼえられっこない?

 そんなこと しってて しょうかいしてるのよ。

◆そういうものでしょ?

◆ねぇ アレックちゃん。

アレック

◆ひさしぶりだな げんきそうで なによりだ。

◆まごの クラウスが ここで せわになったそうだが

 どこへいったのか わかるかの?

エオリア

◆さっきの げんきな おとこのこのこと?

◆じゃあ もしかして この フリントちゃんが

 あのぼうやの おとうさまってわけ?

◆ふーん・・・。

◆そういえば めもとのあたりが よく にてるわぁ。

アレック

◆で クラウスは?

 クラウスは どこじゃ?

エオリア

◆すごい いきおいで とびだしていっちゃったわ。

◆なんでも おかあさんのかたきを うつんだって いうから

 わたしが とびっきりのPSIを おしえてあげたの。

◆まあ そんなにかんたんに つかえるとは おもえないけどね。

アレック

◆じゃ いまはもう ここにはいないのか。

◆あんたがた とめなかったのか! もしものことが あったら どうする?!

ミクソリディア

◆バッカねぇ おじいさん。

◆わたしたちマジプシーは ひとのいきるしぬ なんてことには

 キョーミなんてないの。

フリギア

◆にんげんなんて いきるにしても しぬにしても

 せいぜいたった100ねん。

◆またたくまじゃないの。

◆そんな みじかいいのちに こだわって なんになるの?

ドリア

◆ちょっと!

◆ミクソリディアちゃんに フリギアちゃんってば・・・。

◆そんな みじかいいのちに こだわるのが にんげんなのよ。

◆ねぇ アレックちゃん・・・。

◆わたしには あなたのきもちは わかりすぎるくらい わかるわ。

アレック

◆おまえにわかられて たまるか!

◆はやく クラウスのいきさきを おしえてくれ!

イオニア

◆あのげんきなこは ドラゴだいちへ むかったわ。

◆じぶんの いのちのことなんて あのこも かんがえてもいなかった。

◆いまから あとをおえば まだ まにあうかも しれないわ。

アレック

◆ドラゴだいちだな!

◆フリント! いそいでいくぞ!

 

ドリア

◆かつやくを おいのりするわ。

 

ミクソリディア

◆にんげん がんばれ!

 

フリギア

◆わたしなんかに かまってないで はやくいきなさい。

 

リディア

◆あのこ はやくみつかると いいわね。

 

エオリア

◆はやく いってらっしゃい!

 

 

アレック

◆フリント。

◆ドラゴだいちへは このいえの うらてにある どうくつから

 むかうのが いちばんはやい。

◆おそらく クラウスも そこを とおっていったじゃろう。

◆しんぱいするな フリント。

◆そんなに かたに ちからを いれていたら

 うまくいくものも いかんぞ。

◆あえて ここは わらえ。

◆わかったな?

はい

◆そうは いっても まだ かたいな。

いいえ

◆それが いかんのじゃ。

◆わらえ かたのちからをぬけ。

 

 

どうくつ

 

アレック

◆フリント。

◆まっくらだが しんぱいいらん。

◆なんどでも とおっている みちじゃ。 わしに まかせておけ。

◆それより おまえの その ひょうじょうの かたさは

 わざわいを ひきよせてしまうぞ。

◆リラックスだ! わかるな?

 

◆ここの わかれみちは

 このまま まっすぐ にしに すすむのじゃ。

 

◆ここは きたに いくのじゃ。

 

◆ちょっと とまるのじゃ。

◆このへんに あなが あるはず。

◆そのあなを さがし おもいっきり おちるのじゃ!

 

(穴に落ちるコース)

 ◆フリントよ。

 ◆なんとうの つうろに すすむのじゃ。

 

 ◆はやめに いっておくが

  つぎの わかれみちは みなみに すすむのじゃ。

 

(穴に落ちないコース)

 ◆こっちから いくと とおまわりになるぞ。

 ◆あなに おもいっきり おちたほうが よいとおもうんじゃが・・・。

 

 ◆フリントちゃん・・・。

 ◆マジプシーのモノマネじゃよ。 すこしは ウケたかな?

 ◆リラックス リラックス。

 

 ◆ここの わかれみちは みなみに すすむくんじゃ。

 

◆ここは にしに すすむのじゃ!

 

◆まて・・・!(ぷぅ)

◆おまえか?

◆わしじゃ わしじゃよ クックックッ。

 

◆ちょっと まて。

◆さいきん ものわすれがひどくてのう どっちじゃったか・・・

◆きたじゃったかの?

◆たしか きたに すすんだところに ツタがある。

◆ツタをつたって のぼるのじゃ。

 

(2回目)

◆ここは このまま まっすぐ にしに すすむのじゃ。

◆ツタが みえたら そのツタに のぼるのじゃ。

 

(アレックの言うとおり北に行くと)

◆フリントよ。

◆さっきの ダジャレ わらっても よいのだぞ。

◆・・・きがつかなかったのか? 「ツタを ツタって」といったんじゃ。

◆おもしろくないのか?

 

◆いきどまりじゃ・・・。

◆すまぬ フリント。

◆さっきの わかれみちは

 にしに すすむのが せいかいだったようじゃ。

 

(アレックを無視して西に行くと)

◆ここに ツタが あるということは・・・。
◆さっきの あんないは まちがいだったようじゃ・・・。
◆もうしわけない ダジャレでも いおうか?

 

 

◆ここは きたじゃ。 きたに すすむのじゃ。

 

◆フリントぴょん。

◆・・・てれるな クックックッ。

 

◆ここまで きたら もう ついたようなものじゃ。

◆あとは うえをめざして ツタを のぼっていくだけじゃ・・・

 がいも・・・。

◆シャレじゃ シャレじゃよ。

 

 

(もどり道)

◆どうしたのじゃ? ひきかえしたいのか?

◆ひきかえすのなら ツタを おりるのじゃ。

 

◆このツタを おりたら ひがしに すすみ

 つきあたりを なみみに すすむのじゃ。

◆なみみ じゃなく みなみじゃ!

 

◆ここは にしじゃ。

 

◆もし ひきかえすなら ここは ひがしに すすむのじゃ。

 

◆ここは きたじゃ。

 

◆ここは ひがしに すすむのじゃ。

 

◆もし ひきかえすつもりなら みなみに すすむのじゃ。

 

◆ひがしじゃ。

◆まっすぐ ひがしに すすみ つきあたりを みなみにすすむと

 そとに でられるじゃろう。

 

 

◇いわが くずれている。 ここは わたれそうにない・・・。

 

 

オリシモやま ドラゴだいち♪060 DANGER♪

 

 

◇みなれないものが おいてある。

 

◇これは いっしゅんのうちに たいりょくを かいふくできる

 すっごいカプセルです。

◇この すっごいカプセルに はいりますか? →はい

 

◇すっかり げんきになった。

 

 

◇みたこともない てつのぶったいが おいてある。

 

(道中ドラゴのこどもがこどもの靴をかんでいる。)

 

◇クラウスの おきにいりのくつだ・・・。

アレック

◆これは クラウスの くつ!

◆さっきのは ドラゴのこどもじゃ。

◆クラウスは このあたりに おるはずじゃ!」

◇こどものくつを てにいれた・・・。♪040 手にしたものは・・・♪

 

なぞの機械

◇まえに がけのうえで みたのと おなじものがある。

◇こわれているようだ。

 

スズメ

◆チュンチュン。

 (このさきは ドラゴのテリトリーです。 きをつけて すすんでください。

  さいごに スズメらしく

  チュン チュチュン)

 

アレック

◆また クラウスのくつ・・・。

◆クラウスー! てだすけにきたぞ!

◆どこにいる?!

 

(地響きとともにメカドラゴ登場)

 

◆なんじゃ あれは!

◆あれは もはや ドラゴでは・・・。

◆なんと まがまがしい・・・!

     

 (戦闘)

 

♪064 メカドラゴとのたたかい♪

メカドラゴに おそわれた!

メカドラゴの かみつきこうげきだ!

アレックが ドラゴのキバはどうかと ていあんした!

 

フリントは ドラゴのキバを にぎりしめ メカドラゴに とびかかった!

メカドラゴの かたいひふを つらぬいた!

メカドラゴは うめきごえを あげた!

メカドラゴは おおきなあしで ふみつけてきた!

メカドラゴは おたけびを あげた!

メカドラゴは かえんを ほうしゃした!

 

メカドラゴは さいごのいちげきを はなった!

フリントは ちめいてきな ダメージをうけた!

メカドラゴは おとなしくなった!

 

 

(フリントはとどめをさそうとするが、ドラゴのこどもがメカドラゴにすりよる。)

アレック

フリント! もうやめておこう。

その こどもに クラウスや リュカと・・・

 おなじきもちを あじわわせることは ないだろう。

 

(フリントが近づこうとするが、メカドラゴを守るドラゴのこども。

 メカドラゴは目から涙を流す。そして目を閉じる。 谷間にはクラウス?が倒れている・・・。)

 

 

♪067 長い影♪

 

 タツマイリ村の人々は  

 これまで・・・  

 悲しみというものを  

 知らずにいたのかもしれない。  

 晴れた日にも 曇った日にも  

 笑顔であいさつを かわしていた。  

 森のなかの いきものは  

 みんな仲がよかった。  

 強いものは 弱いものを助け  

 足りないものは 分け合いながら  

 生きてきたのだった。  

 

 しかし  

 いまでは  

 悲しみのすべてを  

 知らされているようだった。  

 あらゆるものごとが  

 悪いほうへ 悪いほうへ と  

 変化している・・・。  

 

 いつから? どこから?  

 なにが? なぜ?  

 変わってしまったのだろうか。

 動物たちは 不気味な玩具のように  

 その姿を変えられてしまい  

 人間たちに  

 おそいかかるようになった。  

 フリントたち家族のように  

 たがいの きずなを  

 断ち切られてしまったものもいた。  

 

 ブタの仮面をかぶった  

 怪しい集団の正体は?  

 

 あの美しかった空を 横切る  

 気味の悪い飛行物体は 何なのか?  

 

 そして 行方の知れぬ  

 クラウスは どこにいるのか・・・。  

 

 

 

 謎は 沸き上るばかりだった。  

 物語は まずは 悲劇として  

 

 ・・・はじまった。

 

 

 

◆ぴょん。

◆ここまでの できごとを カエルのわたしが きろくしましょうか?

はい

(セーブ画面)

いいえ

 ◆あ そうですか・・・。 では またのきかいに。

 

 

留置場前の回想

 

♪046 悲しみのタツマイリ♪

 

ダスター

◆フリント・・・。

 

◆なんていったら いいのか・・・。

 

◆・・・ヒナワさんのことは ざんねんだった・・・。

◆あんたのきもち わかるよとは いえないけど。

 

◆ヒナワさんの まいそうは ぶじに すんだよ。

◆リュカは ずっと はかのまえで なきつづけてる。

◆あの ちいさなむねが つぶれそうなんだろう・・・。

 

◆また ちからになれることがあれば いつでも こえをかけてくれ。

フリント

◆・・・。

◆・・・ダスター。

◆ありがとう。

 

 

 

 

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